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2016.09.13
愛知大学孔子学院創立10周年記念シンポジウムを開催いたしました

82日(火)〜3日(水)、車道校舎13階第3会議室にて、愛知大学孔子学院創立10周年記念シンポジウム「日中近代比較文学研究の空間と可能性」を開催いたしました。

 シンポジウムは4つのセッションに分かれ、セッションTでは主に日中近代文学史の中で「起源」的な役割を果たした中国人留学生と日本文壇との関係を概観し、セッションUではこれらの中国人留学生たちがやがて作家へと成長した後、具体的にどういう作品を創作したのかについて考察しました。セッションVでは特に「時局」的なものに目を向け、当時の文学作品、また文学者たちが自分の置かれていた「戦争状態」とどう向き合い、それをどう扱ったのかについて考察しました。セッションWではいわゆる「回顧」的な視点に立ち、日中近代文学の相互関係を再認識してみました。日中近代文学の相互関係をより科学的に研究しようとした場合、今日的視点に立てば、方法的にどういう可能性があるのかについて議論しました。

 全体的に、シンポジウムの主旨にも挙げている「日中近代比較文学研究の空間と可能性」について、各セッションに1時間もの長い質疑応答時間を設けることによって活発に議論ができ、また充分に再検討できたと思っています。とくに参会者の一人でもある王中忱先生が新たに発掘された、いわゆる「ゾルゲ事件」に関する資料は、シンポジウム中に大きな注目を浴び、中日新聞社が本人にインタビューを依頼するほどでした。